登山初心者の皆さんこんにちは!しゅうママです!
低山ハイキングを楽しんでいます。
「登山をするのに登山靴って必要?」「何を基準にして選べばいいの?」そんな疑問、お持ちではありませんか?
安全で快適な登山を楽しむために、登山靴選びは「何よりも最重要」です。
今回は、山歩きを台無しにしない靴選びの重要なチェックポイントと、おすすめの登山靴をご紹介していきます!
・登山靴選びで後悔しないためのチェックポイント3選!
・おすすめ登山靴(女性登山初心者向け)
なぜ、自分に合った登山靴が必要なの?
登山靴は、ただの「歩くための道具」ではありません。
山道は舗装路とは異なり、細かな起伏や木の根、岩など障害物が多く、足元には体重と荷物の重さ、そして足裏には石や岩の突き上げなど、かなりの負担がかかります。
足に合わない登山靴を選んでしまうと、足の痛みや靴擦れを引き起こし、怪我のリスクを高めるだけでなく、疲労が蓄積しやすくなり、せっかくの登山を台無しにしてしまいます。
- とりあえず見た目で選んだら、靴擦れでボロボロになった…
- デザインに一目惚れして足幅が狭い靴を選んでしまい、小指が当たって血が出るほど苦労した
- 試着時に店内を歩き回るのを怠った結果、下山中に親指の爪を痛めてしまった
- 登山用品店の店員さんからアドバイスをもらいながらしっかりと試し履きをしたにもかかわらず、なぜか山で痛みを感じてしまい、最終的には泣く泣く高価な靴を手放すことになった
このような失敗を避けるために、自分に合った登山靴は必需品です。では、どう選べば良いのでしょうか?具体的なチェックポイントと、女性におすすめのモデルをご紹介します。
登山靴選びで後悔しないためのチェックポイント3選!
①フィット感が最優先!自分の足を知ることから始める
②ジャストサイズはNG!試し履きの鉄則
③目的に合わせたタイプ選び (カットとソールの硬さ)
① フィット感が最優先!自分の足を知ることから始める
自分の足を知る
「日本人=幅広・甲高」と言われることが多いですが、実際に測ってみると「幅広だと思っていたけど、実際は標準だった」というケースも少なくありません。自分の足が幅広タイプ(EE以上)かどうかは、JIS規格で定められた「足囲」を測ることで判断できます。
測り方
平らな場所に立ち、親指側と小指側の最も出っ張っている部分をメジャーで一周計測します。この長さが「足囲」です。
注意
実際に登山で使う厚手の靴下を履いて計測しましょう。登山用ソックスは厚みがあるものが多いため、使用時の状態に近い形でサイズを測ることが大切です。足がむくみやすい午後〜夕方にかけて試し履きを行うのがおすすめです。
ブランドの特性
海外ブランドの登山靴は細めの足型で作られていることが多く、「横が当たって痛い」といったトラブルが起こりがちです。
日本の登山靴メーカーである
- <キャラバン>
- <シリオ>
- <モンベル>
などは、日本人の足型に合った設計のモデルを多く提供しており、ワイズ(足囲)表記のあるモデルもありますので、注目してみるのがおすすめです。
自分に合うか不安な場合は、登山用品店で専門スタッフに足のサイズを測ってもらうと良いよ。
② ジャストサイズはNG!試し履きの鉄則
つま先に余裕を
登山靴を選ぶ上で絶対に避けたいのが「ジャストサイズ」であること。つま先に1~1.5cm程度の余裕があり、かかとがしっかりホールドされるサイズを選ぶのが基本です。
注意
つま先に余裕がないと、特に下山時に足の指が靴の先端に当たって痛みが出てしまい、歩行が辛くなることがあります。
正しい試し履き
❶ 登山用の厚手の靴下を履き、靴ひもを緩めた登山靴に足を入れる。
❷ つま先を靴の先端にトントンと当て、かかとに指1本分(約1~1.5cm)の余裕があるか確認する。
❸ かかとを靴に合わせてから、つま先側から順に靴ひもをしっかりと締め上げていく。
❹ 足の甲や横側に不快な締め付けがないか、かかとが浮かないかを確認する。
❺ 登山用品店にあるスロープや階段で、実際に登り下りをして違和感がないかを確認しましょう。
履き心地の調整
靴ひもの結び方一つでフィット感や歩きやすさは大きく変わります。
足首周辺の靴ひもを金具に引っかける際は、金具の下から上ではなく、金具の上から八の字を描くように引っかけるとしっかりと締まり、固定されます。
ポイント
靴の中で指先を丸めた状態でひもを締め、その後指を開くと、きつすぎず緩すぎないフィット感が得られます。
③ 目的に合わせたタイプ選び (カットとソールの硬さ)
登山靴には、
- 低山ハイクや里山ハイキング
- 日帰り登山
- 山小屋泊
- テント泊縦走
- 岩稜帯縦走
など、様々な用途に合わせたタイプがあり、足首の高さやソールの硬さが異なります。
初心者にはミドル〜ハイカット
登山初心者の方であれば、足首までしっかりとカバーできるミドル〜ハイカットのモデルがおすすめです。
足首のサポート力が高く、足が靴の中でずれたり、バランスを崩したときに足首を痛めたりするのを防いでくれます。
ソールの硬さ
ソール(靴底)は、タウン用スニーカーと比べて硬く丈夫に作られており、デコボコした地面でも安定して歩け、疲れを軽減します。
ソールの硬さも目的に合わせて選ぼう。
柔らかいソール
平坦で整備された道を歩くハイキングや里山歩き向け。足の動きにフィットし、歩きやすい。
硬いソール
岩場や不整地、重い荷物を背負う縦走向け。衝撃から足を守り、安定感が高い。
注意
スニーカーやトレッキングシューズは、一見登山靴と似ていますが、ソールの硬さや足首のホールド感が本格的な登山には不足している場合があります。軽さやデザインだけで選ぶと、いざという時に足元が不安定になったり、疲労が蓄積したりする原因になります。
おすすめ登山靴(女性登山初心者向け)
・女性向けモデルの特長
・里山ハイキング・普段使いにもおすすめ
・日帰り登山・山小屋泊・富士登山にもおすすめ
・購入後の「履き慣らし」も忘れずに
女性向けモデルの特長
デザイン性
女性向けモデルは、シックなものからカラフルで可愛いものまで、おしゃれなデザインが豊富です。普段着と合わせてタウンユースでも活躍します。
軽さとフィット感
男性モデルやユニセックスモデルに比べて軽量なモデルが多く、長時間歩いても疲れにくいのが特徴です。また、かかと周りが細めや甲が薄めといった女性の足の形にフィットするよう、専用設計されたモデルも増えています。
例えば、**キーンの「レイキ ミッド ウォータープルーフ」**は、完全に女性の足だけを考えて設計されたシューズで、ミッドソールがソフトで高反発なため、足腰の負担を軽減してくれます。
ここからは目的別に、初心者の方でも選びやすい、フィット感や機能性に優れたモデルをいくつか紹介していくよ。
里山ハイキング・普段使いにもおすすめ
モンベル マウンテンクルーザー200 Women’s
https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1129649
軽量で防水透湿性を備えた全天候型シューズ。気軽なハイキングやキャンプに最適で、薄手の靴下で普段使いも可能です。
コロンビア セイバー シックス ロー アウトドライ ワイド
コロンビアの人気シリーズのワイドフィットモデル。防水透湿機能「アウトドライ」が水の侵入を防ぎ、軽量性・柔軟性も高いため、日常使いからハイキングまで幅広く対応します。
キャラバン C1_DL LOW(ユニセックスモデル)
軽量で高性能なハイキングエントリーシューズ。日常使いからハイキングまで幅広く対応します。
メレル MOAB 3 SYNTHETIC GORE-TEX
快適性とパフォーマンス性を向上させ、リサイクル素材を採用したミドルカットのハイキングシューズです。
MERPHINE トレッキングシューズ
屈曲性に優れ、安定した歩行をサポートするミドルカットシューズ。ワイズは3Eで、ウォーキングなどの普段履きからアップダウンのあるトレイルまで対応します。
日帰り登山・山小屋泊・富士登山にもおすすめ
キャラバン C1_02S(ユニセックスモデル)
ブランドの顔ともいえるロングセラーモデル。安心感のある履き心地とコストパフォーマンスの高さで、登山入門者からベテランまで支持されています。日帰りから小屋泊、富士登山まで幅広く対応します。
シリオ P.F.441(ユニセックスモデル)
日本の登山靴専門メーカー「シリオ」の「4E+」ゆったり設計モデル。甲から指にかけて高さにゆとりがあり、幅広・甲高の足にフィットしやすいのが特徴です。
モンベル マウンテンクルーザー600 Women’s
https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1129636
軽量で柔らかいミドルカットモデルで、防水透湿性にも優れます。日帰りや1泊2日の小屋泊に適しており、履き心地と安定感のバランスが良いです。
THE NORTH FACE クレストン ハイク ミッド ウォータープルーフ
つま先にゆとりを持たせたラストで足先を保護しつつ、地面を掴むグリップ感覚が得られるミドルカットシューズ。フィット感と安定性が高く、初めての登山靴としてもおすすめです。
SALOMON BRAZE MID GORE-TEX
(メンズモデルですが、女性にも合う場合あり)
サロモン独自のソール技術で、濡れた路面や岩場などあらゆるコンディションで高い耐久性と安定性を発揮。関節のねじれを保護するサポート力も高いモデルです。
購入後の「履き慣らし」も忘れずに
注意
新しい登山靴を、購入後すぐに本格的な登山に履いていくのは避けましょう。
自宅や自宅近辺で2〜3時間程度試し履きをしたり、問題が無ければ軽く散歩に出かけたりと、段階的に履き慣らす期間を設けることが大切です。
特に革製の登山靴は、新品の状態では硬いことが多いですが、短期間ずつ履き慣らすことで、個々の足の形に馴染みます。
もし擦れや締め付けを感じる場合は、厚手のハイキングソックスを着用したり、靴ひもを正しく結び直したりするなどの対処法を試してみてください。
それでも痛みが解消しない場合は、一度フィット感を見直したり、専門家に相談して「靴のストレッチ」(木型で靴を伸ばす)を依頼できる場合もあります。
まとめ
登山靴は、あなたの安全と快適さを大きく左右する重要な装備です。見た目や価格だけで選ぶのではなく、今回ご紹介した
- 「足の形を知る」
- 「徹底的な試し履き」
- 「目的に合ったタイプ選び」
- 「正しい靴ひもの結び方」
- 「登山用靴下とセットで」
- 「事前の履き慣らし」
のポイントをしっかりチェックして、最高の相棒を見つけてください。
自分にぴったりの一足が見つかれば、山歩きが何倍も楽しく、心地よくなるよ!
迷ったら、登山用品店の専門スタッフに積極的に相談するのもおすすめです。